資生堂ギャラリー 「吉岡徳仁 スペクトル」
資生堂ギャラリーで2017年1月13日~3月26日まで開催されていた展示「吉岡徳仁 スペクトル」はとても神秘的な心地になる展示内容となっていました。
”プリズム”でつくられた彫刻から放たれる、虹色の神秘的な光を体感することができる新作「スペクトル」のインスタレーション。
古来からの自然と科学、そして最新テクノロジーの融合よって生み出される光は様々な色を放ちながら、空間全体を静かに満たしています。
光を放っているプリズム作品本体はわずかな隙間の向こう側に位置しており、来場者は光の挿すほうへ吸い込まれていくようにみえるのが印象的。
人はなぜか光を求めて明るい方へ明るい方へと行こうとする、その光景こそが作品となっていました。
くだらないかもしれませんが、一瞬私は映画「未知との遭遇」のワンシーンを思い出しました。
1点の光というものには、あらゆる不安を消滅させてしまうような不思議な力があるのかもしれない。
資生堂ギャラリーは地下にあるのですが、この隔離された地下という空間とこの作品はとてもマッチしていました。
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