「パリが愛した写真家ロベール・ドアノー<永遠の3秒>」
今私がとても気になっているドキュメンタリー映画。
ロベール・ドアノーという名前は知らない人でも、きっと彼の代表作である作品「パリ市庁舎前のキス」を目にしたことがある人は多いと思います。
学校の図書室で初めて彼の写真集を広げたときのワクワクした気持ちは今でも鮮明に記憶に残っています。
もともと「古き良き憧れのパリ」の雰囲気が好きなので、それを味わうだけでも十分楽しめる写真なのですが、まるで映画のワンシーンのようなドラマティックな一瞬をいったいどうやって見つけ出し的確な設定でシャッターを押しているのだろうか??と不思議に思いながらページをめくっていた記憶があります。
何回見ても見飽きませんし、勉強になります。
今回の映画はスナップ写真だけでなく、ファッションの世界でも活躍したフランスの写真家、ドアノー氏の人生にフォーカスしたドキュメンタリーになっているようです。
本人のインタビューや関係者の証言、撮影の風景を捉えた映像をこうやって見ることができるのは資料としても貴重だと思います。
また、監督はドアノー氏の孫娘さん(クレモンティーヌ・ドルディル)とのことなので、いろいろな撮影秘話などが紹介されているのではないかと楽しみ。
時代も国境も超えて愛され続ける写真作品の秘密が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
4月22日より、東京都写真美術館ホール、ユーロスペース他にて順次公開予定。
映画を観たら感想を追記したいと思います。
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