旅のはなし~3日目 ウィーンからザルツブルグへ~

3日目

ウィーン⇒ザルツブルグへ移動


朝出発、ウェストバーン鉄道の長距離列車でザルツブルグへ。

駅という場所は国内海外問わず高揚感が高まるものだが、外国の駅というのは更にワクワクするものだ。

買い方の分からない切符、電光掲示板に表示される謎の地名、見たことの無いデザインの電車、やたらに大きく感じる貨物列車、そして広いホーム…

何をしていても、何を見ていてもぜんぜん飽きない。

(↑この乗り物、とても気になる)

(↑オーストリアのご婦人。ウィーン駅ホームにて)

(↑派手な落書き、そして後ろには整った街並み)




電車には3時間ほど乗っていたが、これもまた飽きない。

サービスで支給されたカサカサの埃っぽい味がするビスケットをつまみに美味しいワインをチビチビと飲みながら、移りゆく車窓の景色を楽しむ。



↑無料支給されたビスケット


ウェストバーン鉄道は私鉄。車内は清掃が行き届いており、まるで日本の新幹線のような雰囲気だ。コンセントとWIFI完備。国鉄にはない乗務員サービスもあるので、とても快適。

軽食やアルコールの販売もしている。

(↑わたしのテーブルの様子)

とても飲みやすかったこの赤ワイン、メニューには「Zweigelt(ツヴァイゲルト)」と記載されていた。ワイナリーは「winzer krems(ヴィンツァー・クレムス)」と記載。

これはオーストリア原産の赤ワイン用ブドウ品種のこと。オーストリアの赤ワインはこの品種が一般的みたいです。

ややタンニンを感じるちょうどよい味わいでとても飲みやすい口当たり。本当はビスケットではなく、軽食と合わせて飲みたかった!ウィンナーシュニッツェルなどに揚げ物にも合いそうです。


これと全く同じラベルではないが、ツヴァイゲルトを使用したオーストリアワインは日本でも手に入ります。



また、同じワイナリー「ヴィンツァー・クレムス」で作られたワインも手に入るようだ。




山並みと、盆地には畑や集落。

なんとなく日本の田園風景を思い出しながら車窓からの景色を楽しむ。

オーストリアでは教会の屋根の形にいろいろな種類があることに気づいた。

とくに気になったのが、玉ねぎ型の屋根。

後で地元の人に尋ねたところ、これはローマカトリック系の教会で中世頃の古い時代の建築に多いとのことでした。

まるでおとぎ話に出てきそうなシルエットだ。



時はあっというまに過ぎて…、

14時過ぎにザルツブルグに到着し、いろいろな動物のオブジェや家具のあるとても可

愛らしい小さなホテル「Hotel Markus Sittikus(フレア ホテル マルクス シティックス)」へチェックイン。


ここでザルツブルグの現地ガイドさんと合流。したのはいいのだけれど、

昼食をまだ食べていない飢餓状態&長距離移動疲れの我々は、市街観光へ連れて行こう

とする現地ガイドさんに必死の抵抗。

結局その他いろいろあって、この後現地ガイドさんはリリース。(笑)

私達だけで休憩もとりつつ、のんびーり観光を自由に楽しみました♪


昼食は、例によってランチタイム終了につき看板をしまい始めているお店に駆け込む。

ホテル「Crowne Plaza Salzburg - The Pitter(クラウン プラザ ザルツブルク - ザ ピッター)」直営のレストランでした。

最上階なので展望もよく、遠くにホーエンザルツブルグ城も見えた。

(↑レストランからの景色。遠くにはホーエンザルツブルク城のシルエットが)

食事も美味しく、特にスターターのチーズ盛り合わせとリゾットがとても美味でした。




ザルツブルグではウィーンと同様に、食事もケーキもチョコレートもパンもチーズもビールもワインも全部とにかく美味しくて、もしかしたらこの旅の中で一番美味しい食事にありつけた街だったかもしれないと今になって想う。


さて、次の日も丸一日あるのでこの日は早めに就寝となった。(といっても0時をとうに回っているのだけれど)



ザルツブルグ2日目に続く。。。

↑街中の至る所にモーツァルトが潜んでいる。


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