旅のはなし~5日目 ~ザルツブルクからイタリアへ

最終日のザルツブルクは一晩中雷が鳴っていましたが、

翌朝はすっきりと晴れていた。


さて、朝一番に朝食を済ませ、今日は車での長距離移動。

一気にイタリアまで高速道路で向かいます。

海外の高速道路ってなかなか利用する機会がないので少しワクワクしていましたが、

とにかくスピードを出すこと出すこと!

特急電車並みの速さなので車の振動もかなりあり、私は途中からすっかり車酔いしてしまっていました。

さらに追い打ちをかけて、車内のエアコンが故障。なぜか冷風のかわりに熱風が吹いてくる始末。。高速道路なので窓をあまり開けるわけにもいかず、私はげっそりとわずかに開けた窓から入ってくる空気を吸いながらなんとか耐え忍んだのでした。


途中でドイツの国境を越え、チロルで昼食休憩。

日本で例えるなら白川郷といったところでしょうか。

どの家もログハウスで、窓辺にズラリと赤や白の花が飾ってあります。

↑のどかな雰囲気


大型チェーンのスーパー「SPAR」を発見!!

車の中ではぬるま湯のように温かくなった硬水を飲んでいたせいでさらに具合が悪くなっていたので、スーパーに駆け込み冷たい飲み物をゲット!

生き返りました。

それにしても、こちらのフレーバーティーはどれもかなり甘めな仕上がりです。

怖くてカロリー表はあえて見ません(笑)。

夏は閑散期なのか、観光客もまばら。きっと、この辺りはスキーシーズンが賑わっているのでしょうね。


大きなホテルのフロアに入っているレストランに入り、昼食をとっていると

少し離れた席に、サンタさんのようなおじさん達が何人かいました。

チロルのおじさまは、立派なお鬚の方が多いです!

帰りに勇気をだして声をかけたら快く写真を一緒に撮ってくれました。

こうして、エネルギーチャージを終え、また暑い暑い車の旅を再開((笑))。


チロルから一気に山を下り、イタリアへ。

高速道路から景色をみてると、けっこうな頻度で丘の上に石造りのお城のようなお屋敷を

見つけました。昔の豪族のお城なのでしょうか。いかにも中世のお城!というシルエットは

ヨーロッパへ来ていることを改めて感じさせます。

ドライバーに尋ねたところ、今でも人が住んでいる”お城”は多いそう。

日本もきっと昔はこのくらいたくさんお城があったのだろうな、とふと思いました。

城以外にも、ヨーロッパを感じさせる風景は、なんといっても葡萄畑の多さです。

さすが、ワイン文化の国。天晴です!



さて、また車の暑さが限界に達したので、湖の畔で小休憩。

↑見慣れない山並みに、「思えば遠くへきたもんだ。」と思わず呟く。

湖の周りは河口湖のようにお土産屋や喫茶店が立ち並んでいた。



ここから、ついにベネチアへと向かうのであった。


続く。



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